医療従事者を目指す皆様へ感謝の歌|まえけんビーバー 特別講義 記録

2025年12月23日、青丹学園 関西学研医療福祉学院にて
シンガーソングライター・まえけんビーバーによる特別講義
「医療従事者を目指す皆様へ感謝の歌」 が行われました。

本講義は、音楽活動だけでなく、
**がん患者として医療の現場に「支えられた一人の人間」**としての実体験をもとに、
医療の道を志す学生の皆さんへ、言葉と歌で感謝を伝える90分間のプログラムです。

|講義概要

  • 講義名:医療従事者を目指す皆様へ感謝の歌
  • 日時:2025年12月23日(火)14:50〜16:20(90分)
  • 会場:青丹学園 関西学研医療福祉学院 本館講堂
  • 対象:理学療法学科 学生の皆様

|講義のテーマと構成

本講義は、以下の流れで構成されました。

・自己紹介

・今日ここに話をしに来た理由

・「感謝を直接伝えられなかった患者の一人として」

音楽家としてではなく、
「弱音を吐けなかった患者」
「不安と孤独を抱えた入院患者」

その立場から語られる言葉は、教科書には載らない“現場のリアル”でした。


|まえけんビーバーとは何者か

  • 神戸市生まれ
  • 兵庫県出身の父、鹿児島県(奄美大島)出身の母
  • 1972年生まれ

音楽と共に生きながらも、
長くサラリーマンとして働き、家庭を持ち、
「遠回り」だらけの人生を歩んできた一人の大人として、
学生たちの前に立ちました。


|胃がん発覚と医療現場での日々

2020年末、胃がんが発覚。
抗がん剤治療、入院、そして2度の手術

  • 抗がん剤治療による強い副作用
  • 仕事・お金・治療という三重苦
  • ICUで目にした「生と死の交差点」
  • 同室患者との出会いと別れ

病室は、
患者同士が互いに影響を受け合う場所であり、
決して「一人きり」ではない空間でした。


|救われた入院生活

神戸大学附属病院・8階南病棟。
そこには、想像を超える数の医療スタッフがいました。

  • 医師
  • 看護師
  • 理学療法士

ドレーンを抜くとき、
そっと手を握ってくれた医療従事者の存在。

コロナ禍で孤独になりがちな入院生活の中、
「明るい声かけ」「雑談」「何気ない対応」が、
どれほど患者を救うのか。

それは、患者になって初めて分かる事実でした。


|なぜ自分が病気になったのか

講義では、自身を振り返る時間も語られました。

  • 仕事のストレス
  • 連日の飲酒
  • 不摂生な生活

病気は、人生を奪うだけではない。
視点が変わると、生き方が変わる。

この言葉は、学生たちの表情を大きく変えました。


|皆さんに伝えたかったこと

  • 患者は、感謝をうまく伝えられない
  • 皆さんは、想像以上に人の人生に影響を与えている
  • 資格取得の努力、現場の重責、その先にある「感謝」

そして何より、

自分の健康と心を、何よりも大切にしてください。
(親よりも、配偶者よりも、子よりも、友人よりも)


|歌のプレゼント

講義の最後には、ギターを手に取り、
2曲のオリジナル楽曲が届けられました。

『Bet You On(君に賭ける)』

  • 負けてもいい
  • 最下位でもいい
  • 痛みの先から始まる人生

『Live Once(ひとつだけの命)』

  • 人生は一度きり
  • 今を生きる
  • あなたと共に

|終わりに

今日の話を、忘れてもいい。
でも、
誰かの手を握る時、
今日のことを少しだけ思い出してほしい。

この言葉をもって、
90分の特別講義は静かに幕を閉じました。

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